スコティッシュフォールドの寿命と長生きさせるために気を付けたいこと

スコティッシュフォールドの平均寿命は短め?

穏やかで人懐こい性格をしていることから室内飼育用ペットとして非常に人気が高いスコティッシュフォールドですが、実は健康面ではやや不安な要素がいくつかあります。

まずスコティッシュフォールドという猫種について軽く歴史を見ていくと、もともとは1960年台にスコットランドで発見された折れ耳を持った猫が起源になっています。
その後アメリカに渡ってアメリカンショートヘアなどの人気猫種と交配をしていくことにより、生まれつき折れ耳を持った猫が多く誕生できるようになったという経緯があります。

しかしこの折れ耳は人間の目から見ると大変かわいらしいものである反面、猫の生態で見ると先天性の奇形ということになります。
実はスコットランドで発見され最初に交配をされたスコティッシュフォールドですが、奇形や骨格障害の遺伝的影響が出るということから品種として登録が見送られているのです。

現在でもスコティッシュフォールドについては、人間の身勝手で健康面に問題がある猫を大量に出産させてもいいのかということが動物愛護団体から問題提起されているところですので、これからスコティッシュフォールドを飼育したいと考えている人はその点をまずしっかり理解しておくようにしましょう。

さてそんなスコティッシュフォールドの寿命ですが、10~13年くらいと言われています。
現在一般的なイエネコの寿命が約15年とされているので、それと比較するとやや短命ということになります。

これも個体差が大きく、非常に長生きをすることができる猫もいれば、子猫の時期から飼育を開始したところすぐに大きな疾患が見つかったというようなケースもあります。

スコティッシュフォールドに多い病気の種類としては、まず心筋症や腎不全といった内臓の奇形が挙げられます。
特に心筋症はスコティッシュフォールド特有の症状となっており、運動をしたときにすぐに息切れをしたり苦しそうに咳き込んだりといったことがあると発症している可能性が高くなります。

腎不全はイエネコ全般で起こりやすい症状ですが、スコティッシュフォールドもその発症率が高いので定期検診をするとともに、エサの内容や水分摂取量に十分注意をしてあげましょう。

長生きのために気を付けたいこと

スコティッシュフォールドを飼育し始めたら、必ず定期的に遺伝的な病気がないか検診を受けるようにしましょう。
特に生後数ヶ月~1年めくらいに発見される病気が多いことから、引き取ってから定期検診を受けるようにすることがおすすめされます。

またスコティッシュフォールドは骨格が弱く異常が起こりやすいので、高いところから落下をしたり、フローリングで滑って転倒したりといったことがないよう十分室内の環境を整えてあげてください。