猫の妊娠の見分け方

妊娠した猫特有の動作に注意しましょう

猫は非常に繁殖力の強い動物です。
社会問題になっている「多頭飼育崩壊」などはまさに猫の繁殖力を甘く見積もってしまっているために起こることと言えます。

猫は早い場合なら生後5ヶ月位から発情が見られるようになりますので、生後1年未満で出産をしてしまう猫も野良猫ではかなり多く見られます。
哺乳類である猫は体内で受精をすることで妊娠をしますが、発情の周期は約4~14日くらい、その間に交尾がなければ16~36日くらいの周期で次の発情が訪れます。

人間と大きく異なるのが妊娠してから出産までの期間がかなり短いということです。
妊娠に至ってから出産するまでは約65日間で、また一回の出産で1~6匹くらいの子猫が出産されます。
これは猫は一度に5~6個の卵子が一回の交尾で排卵されるためで、さらに言うと一度の発情期間中に複数のオスと交尾をした場合、妊娠中に複数の遺伝子を持った猫をきょうだいとして出産することもできるのです。

最初に紹介した多頭飼育崩壊も、子猫がかわいいからと妊娠をした猫を放置していたところ、約2~3ヶ月に1度5~6匹ずつ増え、さらにメスの数だけ同じことがされていくのでまるで「ねずみ算」のように増えていきます。

かわいい猫を飼育していると、ついつい「この猫の子供も育てたいな」と思う瞬間があると思いますが、安易に猫に出産をさせるということがどんな結果になるかはよく考えて妊娠をコントロールしていきましょう。

それを踏まえた上で妊娠中の猫の様子について説明すると、まず最も顕著なのがお腹にある乳首がピンク色になり大きく突き出たようになるということです。
妊娠後期になってくると体格に対してぷっくりとお腹が膨れたようになるので、人の目からもはっきりと妊娠しているということがわかります。

妊娠中のメス猫は、食欲が旺盛になり運動量が落ちます。
出産が間近になってくると逆に食欲が低下し、周囲に対してかなり攻撃的な態度を取るようになります。
全体的に落ち着かない様子となり、「営巣行動」と言われる落ち着いて出産できる場所を自分で作ろうとし始めます。

出産時期の見分け方と出産に備えるための方法

猫は人間と比べてかなり丈夫な体をしているので、妊娠中何度も検診を受ける必要はそれほどありません。
ただ意図的に妊娠をさせたいという場合などは動物病院でエコーなどをとってもらった方が何匹どのように生まれるかがわかってよいかもしれません。

お腹が目に見えて大きくなるのが妊娠から40~50日くらいとされているので、そうなったらあと2週間程度で出産となると考えて準備していきます。

出産準備としては、静かな場所に適度な大きさのダンボールを用意し中にタオルや毛布といったものを敷いていきます。