尻尾を立てて寄って来た時

子猫がよく行う動作

とても仲の良さそうな親子の猫が触れ合っている時によく見られる動作として、尻尾をピンと立てながら母猫のところに近寄っていく子猫の様子が見られます。
飼い主さんのところに近寄ってくる時にも同じように尻尾を立てて来ることもあるはずです。
尻尾を立てて寄って来た時にはどのような気持ちが込められているのか確認してみましょう。

大好き!甘えさせて!

尻尾を立てて寄って来た時には相手に親愛の気持ちを込めているのだと言われています。
子猫の頃にはまだ上手に排泄することができないため、母猫が子猫のおしりを舐めてキレイにしてくれる様子が見られます。
この時に子猫はピンと尻尾を上げているのが確認できます。
こうした行動が母猫に対して甘えたいという気持ちが強くなると尻尾がピンと立つ行動に現れると言われています。

大人になってからも子猫の頃母猫に甘えていた気持ちを忘れられないため、甘えたくなったら尻尾が立つ癖が抜けません。
飼い主さんに近寄ってくる時にも尻尾が立っているのは、飼い主さんに甘えたいと思っているからだと考えることができます。

実験の結果で判明した事

猫の尻尾に関連する実験を行ったことで、猫の感情や行動の意味がわかってきたと言われています。
例えば尻尾を上げている猫のシルエットを見せたところ、その姿に釣られて他の猫も尻尾を上げる行動を見せたそうです。
同じように尻尾を下げている猫のシルエットを見せたところ、尻尾を上げているシルエットを見せた時に比べて素早く近づいたという結果が出ています。

これは猫同士のコミュニケーションでも尻尾をまっすぐに上げるという行動がお互いに好意的に行動するために必要な動作であることを示すと考えられています。
尻尾を上げている相手に対しては好意的に感じられても、尻尾を下げている猫に対しては警戒することが多いのだと考えられます。
実際に仲の良い猫同士は尻尾を上げて遊んでいますが、初対面同士の猫は尻尾を上げていることは少ないです。

猫の尻尾の役割

猫の尻尾は自在に動けるように筋肉がたくさん存在しています。
尻尾の動きを確認することで猫の感情を知ることもできますが、他にも様々な役割を担っています。

重要な働きとしてはバランス感覚を維持することがあります。
絶妙なバランス感覚を持っている猫は、実は尻尾の影響が大きいと言われています。
不安定な足場もスイスイ歩くことができるのは、尻尾で絶妙なバランス感覚を維持できるからだと言われています。

他には自分の匂いを残すためのマーキング行為に役立てることもできます。
猫の体には匂いを放つ部分がいくつか存在していますが、尻尾にも匂いを放つ部分が存在しており、マーキングをする際には尻尾を巻きつけるようにして匂いをこすりつけている様子が見られます。