猫も選ぶ

猫は住む家を自分で選びます

猫が好きで飼いたいと思う人なら、まずペットショップや里親探しをしている地域団体のところに行くことでしょう。

そこには無数の猫達がいるわけですが、実際に飼うとしたら選べるのは1~2匹くらい。

多くても4匹くらいまでが限度です。

ですのでどの子を自宅に迎えようかと種類や毛並みの色、オスメスどちらかといったようなことを考えて選ぶことになります。

しかしそうして何匹かの中から苦労をして選んだ猫であっても、実際に自宅で生活を初めてみてもなかなかなじむことができず、すぐに病気にかかってしまうようなこともあります。

時に餌をあげても全く食べようとしなかったり、そもそも部屋の中でほとんど動かず隅っこに引きこもっているだけというようになってしまうこともあるようで、そうなると残念ながら飼い主さんは動物病院に連れて行ったり、もとのお店や団体に引き取りをお願いすることになります。

最初はそうして突然具合が悪くなってしまう猫は、直らない病気か何かかと思うところですが、案外連れ戻されてみるとさっきまでの病気はどこへやら、元気に歩き回ったりもりもりと餌を食べたりします。

こうしたことが起こるのは、残念ながら猫の方に人間が気に入ってもらえず他のところで暮らしたいと思われてしまったといううことです。

人間側に何か過失があるとかそういうことではなく、猫の方で「この人とは相性がよくないな」と直感されてしまったということになります。

ネコ科の動物共通の特徴

猫やその他のネコ科の動物(ヒョウ、ライオン、ジャガーなど)には共通した特質があります。

それは基本的に1人にだけなつき、複数の人間と一緒に暮らしていてもその人以外に完全に心を許すわけではないということです。

飼われるときにその家と相性が合わないというのは、そこにいる人のうち誰にも心を許すことが出来なかったというふうにもとれます。

動物園やサファリパークに暮らすネコ科動物たちも同じように複数の係員がいても一人にしかなつかないので、基本的にその動物の世話は専任者を決めて行うようになっています。

犬の場合、ペットの関係は基本的に主従となるので複数の家族で生活をしているときには、その家庭内のリーダーであると思える人に最もなつきます。

ですが猫の場合はその家庭内においてリーダー的存在の人であるかどうかはあまり関係ないようで、自分が気に入った人を選んでランダムになついていきます。

家庭内のリビングなどではつんとすました態度をとっている猫が、特定の一人の前ではとたんに甘えるようになったり、ゴロゴロとくつろいだふうにするときもよくあります。

毎日エサをくれたり、部屋をキレイにしたり、一番かまってくれる人であるかということも全く関係ありません。

その気まぐれさが猫の魅力であり、なかなか理解できないところだったりします。

猫に気を許されているかのチェック

猫がその人に心を許しているかどうかのチェック方法の一つに、その人の身体を踏みつけて歩くかということがあります。

ペットに踏みつけられたり身体の上を横切られたりすると、なんだかバカにされたようにも感じますが猫の場合はそれは愛情表現の一つであったりします。

猫は心を許していない人の身体を絶対に踏みつけたりはしませんので、もしそれをされたら猫に好かれているんだと自信をもっていいでしょう。

なお犬の場合は身体を踏まれるということは完全に主従が逆転し見下されているということです。

犬に踏みつけられるのと猫に踏みつけられるのとでは全く意味が異なるので、飼育をするときには気をつけましょう。